BIGLIFE

あなたのつま先がいつも 希望へ向かうように

一流の人はなぜそこまで、靴にこだわるのか?

「靴だけはきれいでいいもんを履きなさい」

これは祖母が昔からそれこそ私が幼稚園児くらいのころからいつも聞かせていたこと。

十代の頃は同じ靴ばかりはいてボロボロになっているのを見ると叱りながら祖母は新しい靴を買ってくれました。

こうして三十代になり、そんな祖母の言葉が痛いほどわかるようになりました。

ひとつの物を大切に使う、直して使う、革靴を買うようになってからも手入れをしたり大切に履くようになったのは幼い頃から聞いていた祖母の教えのおかげです。

なんでも3つもあれば充分とはこれも祖母の教えだが、靴も例外ではない。

「ええか、ええもん3つ買って大事に使いや」

バーテンダーもお客様を送りに行ったり迎えに行ったりします。
ですからやはり靴は大事。
ビジネスマンなら挨拶をしたら自然と下を向いたときに相手の足元が見えます。

中学生に行きたくても行けなかった時代の祖母から教わることは学校では教えてくれなかった生き方です。

洗脳のように聞かされた

「靴はきれいでええもんを履きなさい」

この言葉が染み着いているせいなのか、
街を歩いていても私は人の靴をよく見ます。

まだまだ日本では定着していないからなのか
ブランド物や着るものを身綺麗にしていても
なぜか靴だけはあれ?って思うことがおおいです。

以前勤務していたバーのマスターも蝶ネクタイにベストを着てカウンターから見るとビシっと決まっているのが同じカウンターにいて横から見ると革靴がボロボロだったのを

「やっぱりこういう細かいとこに気配りができるかなんやなあ」

と、しみじみ思った思い出があります。

トイレ掃除もあまりしないマスターでしたからトイレ掃除が大好きな私がいつも率先してさせてもらっていました。

先っぽに神経を配ること。

1.指先や爪はきれいにできているか。
2.髪はきれいにカットしているか。
3.靴はきれいに磨けているか。

女性のお客様からはいつも手がきれいね!ってお褒めのお言葉をいただきます。

私はその度に祖母に感謝します。

たまに祖母に会いに行くと今でもきれいな靴が玄関に揃っています。

ふらっと立ち寄った本屋さんで見つけたこの本。
読後の感想はやはり祖母の教えは正しかった。

参考になったのは一足目に買うべき革靴や手入れの仕方。
高い靴だと二桁なんてのもありますが、上質な靴を履くことは自分にとっての投資ですよね。

「いい靴はいい場所へ連れてくれる」

誰が言った言葉かわかりませんが、
いずれはイギリスメイドのオートクチュールを
履いてみたい、そんな気持ちです。

f:id:biglife:20190205034443j:plain