接客のお仕事vol.22 積極的な声かけ
接客のお仕事シリーズ、楽しんでいただけていますか?
最近は外国からのお客様も増えてきて、個人でツアーなんかをされている方も増えました。本当に楽しそうなので僕もそういったお仕事してみたいです。
そんな個人でガイドさんをされている若い男性の方でMさんという方がいらっしゃるのですが出会いはふらっとお店に寄られてカップ酒を注文された時に会話をしたことがきっかけでした。
「お味はいかがですか?」からはじまり、個人でガイドをされていること、カナダに留学されていたこと、少しの時間でしたが楽しい時間を過ごさせていただきました。
そのMさんはそれからというものの海外のお客様を連れて来てくださるようになりました。
先日僕の休日にお店に来られていたらしく、スタッフさんから
「◯◯さん(僕の名前)って本当に人たらしですよね」って言ってたよって。
最上級の褒め言葉をいただきました。本当にありがたいです。
驕らず、天狗にならずにこれからも接客販売スタッフとして精進します。
この話は何が言いたいのかというと、僕のいとこは古着屋さんで販売をしているのですが来店されてからの声かけが今だに慣れないということでした。
この声かけのポイントを今までの接客販売の経験から少しアドバイスさせてください。
1.まずは入店されていきなり声はかけません
来店されたお客様には5ー10分ほど様子を見ます。
ただ、レジに立って目でお客様を追うようなことはせずに、何かしながらポイントです。
僕だったら空のボトルを拭いたり、商品を並べたりしながらお客様の様子を見ていませんよという雰囲気を出しながら見ます。
2.目線がチラチラっと商品を見ているようであればまだ声はかけません。
一点を集中して商品を見られていれば声をおかけします。
3.雑談からの営業に入る
売りたい気持ちはわかりますが、売ろう売ろうという気持ちは一旦忘れます。
そしてお客様が何を求めていらっしゃるのかを雑談の中から探ります。
4.断れることを気にしない
これが一番大事なことです。先日そのいとこにアドバイスしたのは
振られることは気にしない、気にしない。ということです。
僕だってこんなことを書いていながらも断られることはありますよ。
ただね、声をかけてくれるの待ってたよって方もいらっしゃいます。
なので臆せずどんどん声をかけに行きます。
目が合えば、ニコッとして「今日は暑いですね」と声をかけますし
レジでお釣りを渡しても「今日は暑いですね」と言ってそこから話が続くこともあります。
たまにタイミングを外して「見てるだけだから」と言われることも正直ありますがそんなときは「何かありましたらいつでもどうぞ^^」と言ってまた作業に戻ります。
気にしない気にしない。イタリアの男性を見習いましょうよ。
5.自分の声で接客するということです。
柳原可奈子さんのネタのようないかにも作られた声で接客せずに
自分の本来の声で接客をするよう心がけましょうね。
接客の販売はやはりお客様との接点を持つことが大切です。
ですので視野を広げてお客様の様子を観察することです。
全体を見渡して今何組のお客様がいらっしゃるのか、手に荷物は持っていらっしゃるのか。
例えば首からカメラをさげていらっしゃれば観光のお客様と推測できますしそのことをきっかけに話ができますね?
「どこかに行ってらっしゃったんですか?」とか
キャリーバッグをひいていらっしゃれば
「ご旅行の帰りですか?」とかです。
そう、ここで大事なのはそのことが間違っていてもいいんです。
まず話を振ってみることが大事なんです。
「いや、実は◯◯に写真を撮り行っていて」なんて返事が返ってくれば
そこから写真の話が聞けますからね。
少しでもお客様との接点を持つことを僕は意識しています。
カゴをお渡しするだけでもお客様には喜ばれます。
常にお客様を意識して思いやりを持って心配り気配りを心がけましょう。
僕もあなたと一緒にもっと精進します。
僕は新入社員で入ったものの笑顔で明るく声かけを積極的にするスタッフさんが誰もいないのでいい意味で浮いています。最高の職場でございます。