BIGLIFE

あなたのつま先がいつも 希望へ向かうように

接客のお仕事vol.4 遠慮はいらない。

「遠慮なんていらない!

あなたがその職場で、その売り場で輝けばいい!」


接客のお仕事を始めたスーパーのアルバイトを退職後、全く接客に関係のない仕事を経てまた再び接客に戻った僕。

老舗のうどん屋さんのルート配送の仕事に就きますが、これは接客ではありませんね。

支店におうどんの商品を運ぶのですが、一番最後のお店がデパートの中のお店でした。

ちょうど開店十分前に着くのでいつもギリギリなんですが、すぐに五人いらっしゃるスタッフさんの顔と名前をメモして覚えて「◯◯さんおはようございます、今日もギリギリ間に合いました」なんて少しの会話をするだけですぐに距離は縮まったと思います。

それでも失敗したこともたくさんあります。

連絡袋を落としたこともありますし、次からは忘れないようにとその連絡袋を入れたダンボールを冷蔵庫に忘れるなんてこともありました。

ここは「心配しない、恐れない、すべてうまくいく」呪文で乗り切りましたが。笑

 

他の支店ではスタッフさんとだけ会話をするのですが、最後の大きいデパートではお客様とも少しづつお話をしたりして「今日も会えたね〜」なんて声をかけていただくことも増えていきました。

「いつも気元がいいね、怒ったこととかあるの?」なんて言われますが僕だって人間ですから感情は持っています。

ただ、自分の元気や明るい気持ちって誰にもらうものでもなく自分で補充するもんだと思っているんです。

ですから職場で売り場で口角を上げて笑顔で接客とは軽く聞こえるかもしれませんが、

やはり神経を使う分、疲れるのは疲れるんですがその補充はしっかりしてやらないと自分の身がもちません。

仕事が終われば切り替えて、遊んだり少し飲みに行ったり、あえて何もしない時間を作るというのもとても大事なルーティーンです。

意識してボーッとするのって本当に大事ですよ?一度やってみてください。

 

あとおすすめなのが日記をつけることです。

これを「ありがとう日記」と名付けて書き出してから2冊目になりますが本当に効果抜群です。

一日を振り返って感謝する出来事を書いて文末に今日もありがとう、素晴らしい1日でしたと書いて寝ることにしています。

そんなに大袈裟なものでもないですよ、一行多くて二行ほどでいいんです。

何もない?本当に? 僕は目立った何もなかった日には今日も無事に目が覚めました、ありがとうございます!って書いています。

 

話が横道に反れましたね。

もう接客のお仕事を始めてスーパーでの勤務経験を生かして接客のお仕事をしていると「うちの社員になってくれないか」と言われることも多々ありました。

それは僕がいつでも気元がよくいつも笑顔でいたからではないかと思います。

自慢しているわけでもなく、誰でもしかも簡単に無料で少し意識するだけでできることをやっていただけです。しかしこれをやらない人が多いこと多いこと。

 

おもしろい話があって、そのうどん屋さんの配送のお仕事は週に二日お休みをいただいてたんですが僕の休みの日は別のスタッフさんが配送に行きます。

次の日に仕分けをしていると皆さん僕の顔を見て爆笑しながら

「若社長おはようございまーす!」え、なんのこと?

前日代わりに行った配送スタッフさんがデパートのスタッフさんと話していると、どうやら僕のことを「若社長さんいつも気元がよくていいわ」って言ってくれていたとか。

流石にこれにはありがたい話ですが参りましたね。やめてよって笑

 

その最後に行くデパートのスタッフさんも本当に可愛がってくれて、納品に行くと冷たいドリンクを用意してくださってたり、バレンタインデーにはこれ私たちからってお菓子をいただいたり。本当にいまでもお名前と顔を覚えていますし思い出します。

それもあの感謝ノートに全部書いてあるので読み返すと不思議とありがたい、僕は今までこれだけの方にお世話になってきたんだと思えます。

 

目立っちゃいけない、品よくいないといけないと日本人の僕たちは教わってきました。

特に祖母なんか人の目ばかりを気にするタイプの人です。

しかし、一歩外に出て人と接するお仕事をするときはそれではダメです。

誰もやっていないならチャンス! あなたから始めればいいじゃないですか!

僕は新しい職場でも誰よりも笑顔で誰よりもありがとうございますというようにします。もちろん上司に重箱の隅を突かれることもありますよ?

だからなんだっていうんですか? あなた笑顔で売り場に出たことないじゃないですかって思っているので痛くもかゆくもありません。

そこは貫きますし、譲りません。

大事なことはお客様が気持ちよく買い物をするお手伝いをすること。

お客様が質問しやすい雰囲気を出すこと。

そして、あなたから買えてよかったと言ってくれること。

もちろんなんでも反抗するのではなくいいところは素直に学びます。

ですが両手に荷物を持ってるお客様がドアの前にいらっしゃるのにそのドアを開けようともしないあなたに私がとやかく言われることもないと心の中でカウンセラーのような気持ちで話を聞いています。

ただこれはある程度、経験してきたから言えることかもしれませんね。


どこでも僕のことを好きになってくれる人もいれば何をしても気に入らなく思う人もいます。

それはそれで頭に入れておくと少しは楽になりませんか?

だったらその売り場であなたが輝けばいいんです。