バーテンダー、葬儀屋さん、農機具買取屋さん、リサイクルの業者さんなど今まで受けてきた就職の面接の感想。

意気揚々と街まで引っ越してきて仕事がやっと決まりました。

焦ってはいませんでしたが明らかに目減りする貯金通帳を見ると少しソワソワしてしまいます。

ここで今まで受けてきた面接の感想なんかを書いてみたいと思います。

今夜も決まっていたバーの面接に行ってきました。

人生ではじめて履歴書不要の場所です。

なんと僕で５０人目だそうで、その中でどういう風にチームを作るか考えるので２.３日返事を待ってくださいとのことでした。

約束の時間に到着すると、一人先に面接を受けられていました。

僕の番が来て少し話をすると、

「お昼はどこかで働いて夜にうちでどうですか？」と聞かれました。

バーテンダーでフルタイム勤務希望でしたが、どのバーの面接に行っても同じようなことを言われたのでやはりバーテンダーは副業で働くのに向いていますね。

思えば高校を卒業して就職活動なんてしたことがありませんでした。

高校生のころはスーパーでアルバイトに明け暮れていましたそのまま社員にならないかと誘っていただいたのを転勤があることを理由に断りました。

しかしいつまでもバイトのままではいけないと妙に世間体なんかを気にしだしてやったことのない就職活動を試しにやってみようと革靴を新調したりして正社員募集の仕事に面接に行きはじめました。

一件目は大手の葬儀屋さん。

テレビのCMもバンバン流れているところです。

大手の葬儀屋さんで冠婚葬祭の式の運営と書いてあったのでお葬式や結婚式の段取りなんかをするのかなと思っていました。

綺麗なセレモニーホールに到着して、部屋に案内されると支配人らしき方が面接をしてくれました。

話で盛り上がりとても面接自体はよかったんですが勤務内容を聞くと

会員の勧誘セールスが主な仕事と聞いて丁寧にお断りました。

二件目も地元の小さな葬儀屋さんでした。

同い年くらいの男性が面接の担当だったんですがネクタイやジャケットを

羽織らない少しだらしのない印象でした。

はじめは話も弾んでよかったんですが同じ大学に行っていたことが

わかるとすぐにタメ口になりこれはどうだろうと思い後日丁寧にお断りをしました。

その後、お客さんになるかもしれないのに印象がよくなかったです。

三件目は農機具の買取の営業でした。

面接の電話を入れたもののなんと本社が隣県と聞いて

考えましたが車も持っていたので行くことにしました。

高速道路を乗り継いで三時間ほどかかり田舎の小さな工場に到着しました。

プレハブ小屋に電話受付の女性が五人ほど。

奥に男性が一人いて

「こんにちは、面接に伺ったモリです」

というと「ああ・・」とだけ。

この時点で「ここはないな・・・」と第一印象。

小さな横のテーブルに案内されて

履歴書を一通り見つつもあいかわらず態度が横柄でした。

あくまで会社の面接なのでわからなくもないのですがもし僕が面接の担当なら遠いところよく来てくれましたねなんてお茶をだしてあげたいなあと勝手に思っていましたがさっさと帰れと言わんばかりにこれで面接終わりますとだけ言って去っていかれました。

腹も立ちませんし気分も悪くはなりません。

だってこれは好奇心で始めた就職活動ですから。

結局、やりたくもない仕事に興味本位で就職活動なんて相手に失礼ですしお互いになんのメリットも産まないことがわかり就活をやめました。

地元の広告に出ていた求人を見てまたバイトを始めました。

しかし、、そのバイト先の社長さんと運命的に出会い

それはそれは本当に勉強させていただいたし色々なことも教えてくださいました。

考えると今まで断ったり落ちたところは落ちてよかったんだと思えた。

この社長と出会うために今までご縁がなかったんだと本当にそう思えました。

受かったところでガンバっていると道が開ける。

合わないところはさっさと見切りをつけて行動するのも一つです。

そのことがわかっているから今回もそうでした。

神様、そろそろ導いてくださいませんかと思いますが

落ちたところや面接までのやりとりで断ったところは

やはり自分の行くべき場所ではないのでしょう。

しかし今夜行ったバーの面接はとても気持ちのいい面接でした。

この人と一緒に働きたいなあとひさしぶりに思えた担当の方。

合否は２.３日後。

受かっても受からなくてもこの人に出会えてよかった。お話を聞けてよかった。

ひさしぶりにそう思えた面接でした。

受からなかった場所は行く必要のなかった場所。

そう思ってご縁がある場所で思いっきり働きたい。

今はそんな気持ちです。今夜もありがとう。

待遇やお給料ももちろん大切ですが一緒に働く人がどんな人なのか。

中に入ってみないとわかりませんが、面接担当者さんが一番初めに出会う会社の人。

その担当者さんの第一印象はどうだったか。

これが一番大切な職場選びの基本だと思います。