日本からイギリスへのギフト発送
昨年の暮れに誕生日おめでとうと大ファンのミュージシャンからCDが届いた。
もう感激して知り合えただけでも幸せなのに、サイン入りでCDを送ってくれました。
やはりそこで日本人としてお返しをしたいとフツフツ湧き上がる感情を抑えきれずに何がいいのかを探し始めました。
まずすぐに思いついたのは『ネクタイ』です。
ネクタイ スペース 海外発送と検索するとヒットしました。
早速そこで気に入ったネクタイ1本¥7,000ほどを注文しバースデーカードを送って発送していただくことになったのですが、、、
後日メールが来て
「国際絵パケット(郵便局)がウクライナ情勢の影響で受付を停止しています」
と連絡が来ました。
一旦キャンセルし、さてどうしたものか。
振り出しに戻ったわけですがやはりネクタイを贈りたい!
そう思って次は市内のデパートで買った¥5,000のネクタイを購入。
贈り方を検索するとFedexやDHLなどが出ましたが利用したこともないしややこしいのでパス。
やはりここは日本が誇るクロネコヤマトさんに頼もう!!
金額は60サイズの2キロ以下¥3,200!高!!
いや、これで無事に届けてくれるならそんなこと言いません。
近くの営業所に行き、
「インボイス付きの発送伝票ください」と言って一枚いただきて帰りました。
さて書こうと横に付属していたサンプルを見ながら書けば簡単に書けました。
※発送後に気づいたのですが⓹の関税等諸費用の支払い方法の欄
お届け先支払いにチェックがついている。。。まて、これはバースデープレゼントしかもサプライズで送っているにも関わらず関税を相手に払わせるのか!?
いや、俺は集荷の時大好きなヤマトのお兄ちゃんに言ったはずだ。
「すべての支払いは僕が払うので、キリっ」と。
すぐにヤマトさんの営業所に電話をすると多分インボイス伝票を手渡してくれた女性スタッフさんの声。
先日ネクタイの発送の件で伝票いただいた者ですが、一点お聞きします。
と上記の件をお聞きすると、法人さんではないので①の相手先さんの支払いのみになるんです
な、なんですとー!!
ということはもし関税がかかれば受取人が支払うとのこと。
そうか、なら仕方がない、かかった関税をペイパルで返金するか、と思っていたら
「いくらのものですか?」と聞かれたので
「5千円ほどです」と答えると
「確か個人間のギフトなら36ポンドまでは免税だったはずですよ」と!!
36ポンドは日本円で約6千円!ギリギリ!
前のお店でもし送っていたら関税はかかっていたかもしれない。
「そ、そーなのー?早く言ってよー」と思いながらも一安心。
もう通関していて日本を飛び立ったメイドインジャパンのネクタイ。
ネクタイのギフトボックスはギリギリ60サイズ、しかも梱包するダンボールはちょうどのサイズがなかったので大きなダンボールをスーパーでもらい自分でカットしたものを使用しました。
横41センチ、高さ4センチ、横15センチ! バッチリです。
ちょうど一週間後のヤマトさんのHPで荷物を検索すると配達済みになっており
受け取りサインはDriver Releaseになっていました。
「最高のプレゼントありがとう!コンサートで着けさせてもらいます」
と丁寧にメッセージをくれました。
初めてのイギリスへの海外発送でしたが、無事に到着しました!
参考になれば幸いです。
2022年4月の記事です。
ギター専門学校に行く意味
皆さんこんにちは。
二十代を音楽やバンドに時間を費やしたので進路で色々考えているギターキッズもたくさんいると思うので今回は専門学校の是非について考えていこうと思います。
私はあくまで是々非々です。
どこからもお金をもらっていないので時代背景も考察しながらわかりやすく説明していこうと思います。
私も高校三年の時の進路相談で先生にどうするかを聞かれて、ギターの専門学校に行きたいと言ったら普通の大学を薦められた経緯があります。
これは何も私のことを思って推薦してくれたのではなく、学校や先生の実績が多分にあったのではないかと推測します。
もちろん担任の先生にはお世話になったので悪くいうつもりはありませんが、教育システム上そうなっているのだろうと思います。
何人進学させたみたいなノルマなんかもあるかもしれませんね。
私は言われたまま大学に行きましたが一年通学し、自分が選択したことでないことや授業も一体何のために受けているのか分からなくなり一年休学の末に退学をしました。
ではあの時、私は音楽の専門学校に行っていれば変わっていたのか。
そうかもしれませんが人生にたらればはなく、ラッキーなことに高校を卒業してから数年後生徒ではなく関係者として潜入することができました。
今はもう閉店してなくなってしまった地元のバーの店員さんと仲良くなり、今までの経緯を話したところ何とその店員さんは某音楽専門学校の卒業生だったんです。
私よりも10歳先輩だったのでさぞ猛者が集まっていたのだろうと思ったら、自分たちの世代でも本気のやつは探すのは大変だったと。
もちろん国立系の学校の中身はわからないし見学も行っていないのでもし気になる方はパンフレットを取り寄せて無料体験に行ってみてはどうでしょうか。
私が行ったのはギター雑誌に掲載されている名の知れた学校です。
知り合いがギター科の先生に採用されたので授業の内容を聞いたり、また違う学校では卒業生のイベントやセッション授業に参加させてもらったりした、、、
私は正直専門学校に行かなくて良かったと思いました。
卒業イベントの演奏を聴いて二年間みっちり訓練を積んだミュージシャンのはずが高校生の文化祭のような緩い感じで、これで音楽業界に太いパイプがあるから就職できるとか本気か?と思ったんです。
もし専門学校に行きたいなら今一度冷静に考えてほしい。
自分は一何を専門に学びたいのか。
専門で学ぶほど好きなことなのか。
自分の学びたいことは本当に専門学校でしか学べないのか。
300万円以上出して二年間通うメリットはあるのか。
自分で働いてお金を稼いで通学する場合もあるだろうけど、お父さんお母さんが支払う場合がほとんどだろう。
地方に行くなら家を借りたりするお金も家具を用意するお金も必要です。
あえてはっきり書きますが音楽が産業になっていた時代はとっくに終わっています。
メジャーデビューなんてどこにそんなマーケットがあるのか知りたいくらい。
300円で聴き放題の時代に印税なんて微々たるものだろう。
そんなことに気づいたミュージシャンは自分たちで音楽をつくり、自分たちで売るわけだ。
もちろん付随してやらないといけないことが増える。
マネジメント、お金のことや著作権のこと。
単純にいい曲を書いてライブをしていればよかった時代よりは自由になった分、今まで任せていた分野も自分たちでやることになる。
私が言いたいことは専門学校にせよ、大学進学にせよ一度高校を卒業して社会人を経験してからでいいと思う。
なぜか?
答えは簡単で一度社会人になり、正社員でもパートでもなんでもいいので社会を経験することによって自分が本当に学びたいことがわかる可能性があるからだ。
そして本当に何が学びたいのかわかれば、その学費を自分に投資することでリターンはあるはずだ。
特に音楽業界、私の言う音楽業界とはメディアが大衆誘導で流行させている音楽業界は必ず衰退すると確信している。それは今までとこれからとではメディアの在り方が変わるからだ。
実際そうなっていることが実感できないだろうか。
ネットのおかげで好きな音楽は多様化し、右向け右の流行を作り出すのはもう無理だ。
今年はこんなのが流行ですとか、これが流行ってますとテレビで叫んだところで興味のないものはない。
むしろそんなことに関心はなく、私はこれが好きだとはっきり言える時代に移行しつつあるのではないか。
非常に良い傾向だ。
今はまさに『時代の転換期』です。
ジャズもブルースもヒッピホップもそれぞれの世界でお客さんを楽しませれば良い。
有名になるとかお金持ちになるとかはおまけにしかすぎない。
今までスマートフォンもなければ、某Tubeもなかった。
私の青春時代の90年代は何もなかった。
あったのは雑誌とテレビのみ。
そしてCDは飛ぶように売れた、売れに売れた。
しかし現在はどうだろうか。
ラジオでも新曲ですと言われて、すぐにこの人だと分かる人はどれくらいいるのだろうか。
大衆の流行を大きなメディアが作れなくなり、CDも自分たちで作れる時代(それがいいとか悪いとかではなく)昔のように家族に別れを告げ、俺はメジャーデビューをするんだと上京するなんて風景はもうどこにもない。
デジタルや通信機器の発展で人と人との距離は限りなくゼロに近い。
自分の作った曲を個人で配信し、世界中の誰かが買ってくれたり聴いてくれたりする時代。
私の近所の牛乳屋さんのお兄さんはハウスを自分で作ってネットで販売していると。
しかもよく聞くとスペインの方が買ってくれたみたいです。(笑)
話を戻して私ならその学費300万円は自分への投資に使う。
ジャズが学びたいならジャズの名盤を片っ端から買うだろうし、ジャズのライブにも足繁く通う。
そして本当に好きになったミュージシャンのライブやDVDを買い、教則DVDなんかも買うはずだ。
だからここが一番大事!
専門学校の先生に学ぶことより、自分が心から好きになったミュージシャンに習うのは一番なはずです。
その経験も少ないのにいきなり音楽の専門学校に行って何とかなるというのは本当にお金の無駄使いだと思う。
例えばマニピュレーターや録音を学ぶことも学校で学ぶ意味がありそうに思うが、これからコンサートやライブ事情も大きく変わるだろう。
そして無料動画サイトや専門学校で教わったミュージシャンは均一化されている。
私はそうやって訓練されたギタリストに興味はない。
個性というものは少しのズレや違いから生まれるものだ。
人から教わったりしたり、教科書で学ぶものではないはずだ。
少しはみ出たところにカッコ良さを感じる私は懐古主義なのかも知れないが。
今日はここまで、
それではまた次回お会いしましょう。
初心者は好きなギターを買え!
初心者は好きなギターを買え!
昨今ではネット社会の弊害なのか初心者はあれ買えこれ買え、これはするなあれはするな。
という動画や情報が垂れ流されているがはっきり言おう。
これから楽器を始めたい、何を買っていいかわからないと初心者のあなたにはっきり言いたい。
あなたの心からかっこいい!これが欲しい!と思うものを買うべきです。
思い返せば90年代CDは売れに売れて200万枚ダブルミリオンという記憶がなくならないので
サブスクとかに全く興味がなく、月額300円とかで音楽が聴き放題とか某動画サイトで無料で聴けるこの時代に音楽で生活をするのは至難の業だ。
ミュージシャンが時間をかけてお金をかけてアルバムをつくり、リリースをしても翌日には動画サイトにアップロードされている。
何が言いたいかというと何でも手軽に無料で手に入る時代、自分が何かを購入するときにまず自分の感性や感情、素直に思ったことを無視しすぐにネットで情報を見てしまう。
ギター選びでもすぐに周りの口コミや買った人のインプレッションを見てしまう。
もちろん失敗したくない、デフレの最中いかに効率よく失敗せずにお金を使うかという気持ちはわからなくもない。
しかし、本当は赤のこの形がカッコいいと思っているのに他人が批判したとかネットの評判が良くなかったとかそんなくだらない理由で諦めたり違うものを選んでしまう。
そんな経験はあなたにはないだろうか。私はある。
あなたはこれから楽器を演奏する。
バンドを組むかもしれない。
小さなライブハウスで演奏する機会もあるかもしれない。
動画サイトに演奏動画をアップするかもしれない。
子どもたちと一緒に演奏するかもしれない。
いつどこで人前で演奏することがあるかなんてわからない。
だからあえて言っておく。
そんな時、必ずセットでついてくるのはあなたの演奏を聴いた人の評価だ。
世の中には必ず良いものでは批評したがる癖の悪い輩は必ずいる。
私のように天邪鬼もいる笑
そんな時その批評にいちいち感情を揺さぶられていたら楽器も楽しく演奏できないではないか。
それは楽器に限らず自分の選んだ事柄全てについてくるものだ。
本来、音楽とは楽しいものであって人から評価してもらうものでもなければ、有名にならないといけないものでもない。
まずは自分が楽しめるかどうか、初めに考えることなんてこれだけでいい。
ただそれぞれの楽器を持ち寄って、笑顔で音楽を演奏する。
それを聴いた人が笑顔で楽しんでくれる。
たったこれだけのことなのだ。何も難しいことではない。
楽器を始めるあなたは楽器をまだ持っていないにも関わらず、いかに情報をあえて遮断し本来の自分の声を聞けるかという選択を迫られているといっても過言ではない。
初心者であるからこそ自分の素直な感情に耳を傾けるべきだ。
予算だけ決めて自分の足を楽器店に足を運び、遠慮なく話を聞こう。
以前にも書いたが相手が初心者であろうが玄人であろうがお客様の話をしっかり聞けないのは接客業としては勉強不足だ。
もし邪険な扱いをされたら遠慮なく店を出て行こう。時間の無駄だ。
そもそもお客様自身が何が欲しい、何を求めているかわかっていない事が多い。
だからこそしっかり話を聞かなければならないのだ。
笑顔のない、無愛想な店や店員からは買わなくて良い。
お店選びやネットで買う注意点を次回に書きます。
まずこれだけは持って帰ってください。
声を大にして言います。
ギターでもベースでも管楽器でもどんな楽器でも
初心者は好きな楽器を買え!
そして数年後、買ってこう思うはずです。
「ああ、これを選んで良かった」と。
そんな私は母から初めて買ってもらったギターを弾きもしないのに
ずっと大切に持っている。
そしてそのギターをたまに見るだけで一瞬でタイムスリップできるのだ。
思い出も蘇るし、母への感謝の気持ちも湧き上がってくる。
顔も知らない誰が発言しているかわからないネット情報よりも
見て、触って、聞いて、感じて、嗅いで笑
そんな風に本来は物を購入するべきなんだ。
もちろん私だってあなたにとってはネットの顔も知らないそのうちの一人だ。
是非思考の参考にしてほしい。
それでは今日はここまで、ほなっ!